資本主義は「善」なのか?「悪」なのか?

先日、とあるセミナーに参加してきました。

 

そのセミナーの中では、「資本主義」という言葉が大事なキーワードとして語られていて、「資本主義=悪」という主張を支持していたのが印象的でした。

 

しかし、残念だったことが1点。

 

「資本主義=悪」だという主張を支持するための理由・・・。

例えば、「資本主義は競争社会を生み出し、競争社会こそ人間に優劣を与え、苦しみを生み出している」などの説明はされていましたが・・・。

 

対比となる「資本主義=善」という立場での主張と比較した場合、なぜ、「資本主義=悪」という主張の方が優れているのか?という点について説明がなかったのです。

例えば、以下のAとBの例文を読んでみると分かり易いと思います。

 

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A.資本主義の悪い面だけを支持している主張

「資本主義には〇〇や××など悪い面がたくさんあります。だからこそ、我々は生き方を変えていく必要があると思うのです」

 

B資本主義の良い面、悪い面を比較して、悪い面を支持している主張.

「資本主義の良い面はここ、悪い面はここ。比較して見ると、良い面は少ないと思いませんか?だからこそ、我々は生き方を変えていく必要があると思うのです」

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良い面、悪い面の両方について言及している、Bの方が説得力や正当性があるように感じませんか?

 

どんな物事にも、必ず1つの側面だけでなく、2〜3の側面があります。

つまり、良い面もあれば、悪い面もありますし、何にも分類されない面もあるでしょう。

 

しかし、一方の考えや主張を支持して、それを人に伝える時・・・。

この事実を忘れてしまいがちです。

 

この事実を忘れて、自分の考えや主張を伝えても、そこに大きな説得力や正当性は生まれません・・・。

 

それでは、また投稿しますね。

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